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歯の表面だけを削ってダイレクトボンディング

2019年09月07日

カテゴリ:むし歯治療

ダイレクトボンディング

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↑向かって右の前から2番めの歯が虫歯になっています。歯と歯肉の間が、黒くなっています。これが虫歯です。黒くなっているラインのところです。過去に他院でラミネートべニアを施術したところが、再度虫歯になっています。これを、2次虫歯といいます。ダイレクトボンディングなら歯の表面だけを削って治せます。

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↑古いコンポジットレジンをはがし感染歯質を削合しました。

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↑削合したところにダイレクトボンディングを施しました。

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 ↑ピカピカに研磨して終了です

 これは、保険適応外の治療です。保険内ですと、ここまでの治療は不可能です。保険内で治療になりますと、クラウンになってしまうと思います。

 

↓もしクラウンで治すとこの様に歯の周りを一周削らなければならないです

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クラウンとは、歯の周りを一周削って被せものをする治療です。クラウンは歯の切削量が大きい治療法です。自分の歯を結構削ってしまうのがクラウンの治療の一番良くない点ですが、クラウンをやるのでしたら、思いっきり削合しなければ良い治療は出来ません。それよりも、ダイレクトボンディングのほうが歯の削合量が少なく、2次虫歯になってしまったとしても、また、再治療行えるのでそれがメリットです。歯の寿命はクラウン治療に比べると長くなります。

 

それでは、ダイレクトボンディングのメリットは何でしょうか?ダイレクトボンディングはシェードが15種類あります。この多彩な色で、歯を修復していくのです。

 

 

それに、ダイレクトボンディングではマージン(辺縁形態)の形成法が異なります。ダイレクトボンディングはノコギリ状にマージンを作るので、着色したとしても研磨するだけでキレイになります。一方保険治療は着色したら再治療してマージンの着色を落とすしか無いです。研磨したとしても黒い筋は残ってしまいます。

 

また、充填方法も異なります。ダイレクトボンディングでは積層充填を沢山して重合収縮を防ぎます。以前の方法では、積層を行うにしても、時間の許す限りしか積層充填できません。最低限の積層しか行なえません。

 

また、研磨の時間も違います。研磨時間がダイレクトボンディングでは5倍ぐらいの時間をかけて丁寧に研磨できます。特に大きいのは、ダイレクトボンディングの場合、術者が納得いくまで研磨できるということです。研磨をきちんと行えればそれだけ2次カリエスになる確率は減るのです。

 

 ダイレクトボンディングは歯芽の寿命に大きく貢献します。今度この歯が悪くなった場合に、クラウン形成を行えば1回分歯を削合するタイミングが延ばせます。今度この歯が再治療必要になるのが15年後だとしたら、歯の寿命は15年延びるのです。人間の生きている時間は有限です。人生90年と多く見積もってみて、永久歯芽生えるのが80年だとしたら、80年分の15年分寿命が稼げるのです。15年寿命が稼げたら死にそうなラストの数年自分の歯で噛むことができるのです。

ダイレクトボンディングの治療費は、これから行う場合、33000~44000円になりました。