ムーシールドについて
←ムーシールド装着当日です。 ムーシールドは、日本人の柳沢宗光先生が開発した、受け口(反対咬合)の子供に年齢が小さいころから治療を開始する装置です。 下の歯が上の歯より前に出ている受け口(反対咬合)のお子さんに使用するものです。 ムーシールドのサイズは2数種類あり、3歳ぐらいがSサイズ。6歳ぐらいがMサイズになります。そうと決まってるわけではございません。 柳沢先生が開発したきっかけは、型どりができない子供用に出来合いのマウスピースをはめた事から始まりました。月刊柳沢という本もあります。
対象年齢
4歳から(柳沢先生は3歳から可能と話してますが、ちょっと3歳からだと精神的に無理だというのが院長の考えです)
装着時間
寝ている間+起きてる間20分
←ムーシールド装着前です
装着期間
1年以上しても反対咬合が改善しない場合は、効果がないということなので、床矯正などのほかの治療方法が必要になってきます。
1.まずは、かみ合わせのチェックをして、簡単なケースか難しいケースか判定します。長顔貌の場合は、難しくなる場合があります。
2.そして、ムーシールドのサイズ(SとMサイズ)を選択し、口に入れられるかトライしてみます。歯肉に当たるところがあれば削って調整します。
3.あとは、家で寝ている間に装着します。本当は最初は起きてる間も1時間は入れておいたほうが良いですが無理な場合は寝ているときのみで大丈夫です。
4.1か月ごとに、口腔内検査とお口の癖の検査&口腔の筋トレを行います。
治療に当たり今までは型どりが必要であったため、3歳の乳歯が生えてる時には、現実的に治療してあげられませんでしたが、ムーシールドは、寝るとき+起きてるとき20分の使用で、(可能なら60分)反対咬合(受け口)を治していく事ができます。
後戻り防止の意味も含めて、1年間を目途に使っていきます。1年たっても動かない場合は、効果がないと判断し、ムーシールドの使用を中止します。
ムーシールドは最初は睡眠に入ったらすぐにとれてしまうでしょう。小さい子だけではなく、永久歯が生えて矯正装置と併用しパナシールドを使う場合も有ります。反対咬合(受け口)の子供は3歳児歯科健診で約3%発見されます。早い時期に、短い期間で治療するのが良いのですが、子どもの顎の成長と関係があり、矯正の治療が長期間にわたることもあります。矯正治療を始める時期が遅くなると、受け口の程度がひどくなりどんどん尖がる場合もあります。なので、早期の相談が有効です。
価格はトレーニング+治療費+ムーシールド装置 150,000円