奥歯のインプラント
今日はインプラント埋入のお話です。ノーベルバイオケアのインプラントを、PCでシュミレーションして2本埋入です。今回は2回法です。出血を伴う処置なので、見る方に不安感を与えてしまわないように、術中の写真はありません。
①インプラントの植え込み予定部位の粘膜に局所麻酔を行って、麻酔がしっかり効いた後、植え込み予定の直上歯肉を切り開きます。
②インプラント植え込む予定の部位にラウンドバーで穴をあけ、埋入する位置を決めます。
③インプラント植え込み予定部位にインプラントを埋入する穴を縦に形成します。その後、順次、ドリルの径を大きくし、インプラントの太さに適した穴にします。
④形成した穴にインプラント体を特別な道具で埋入させます。
※ひまわり歯科では、3〜5ヶ月インプラント埋入部を安静にする2回法を行っております。その理由は予後がいいからです。人生100年時代。入れたインプラントは一生持ってほしいものです。
植え込んだインプラントにカバースクリューというフタをします。
手術部位を洗浄し切開した粘膜を元に戻して糸で縫い合わせます。
縫合した糸は1週間程度で抜糸します。
2回目
①部分麻酔の後、インプラントを植え込んだ部位の直上歯肉を切開
します。
②インプラントに歯肉形成用のヒーリングアバットメントという装置を装着して粘膜を縫い合わせます。
③縫った糸は約1週間で抜糸します。
④この状態で粘膜の治癒を2週間待ちます。
⑤約2週間粘膜の治癒を待ち、被せ物(補綴物)を作成するために蓋を外し型どりを行います。
⑥完成です。